東京トランスマーチ2023の中止を改めて求めます

私たちは、Transgender Japanによる東京トランスマーチ2023(2024年3月31日開催予定)の中止を改めて強く求めます。

Transgender Japanの元共同代表が逮捕されたと新聞・TV報道がありました。前回(2023年11月4日)、私たちがトランスマーチの中止を求める声明文を発表した後も、Transgender Japanの関係者は性被害を訴えているご本人や支援者と誠実に向き合わず、自己弁護や自己保身に終始した内容の声明文を発表しただけで、LGBTQコミュニティ内外に対し、十分な説明を行っておらず、団体としての責任を果たさないまま今に至っています。

その状況を鑑み、私たちは、3月31日に予定されている東京トランスマーチ2023が強行されることは、著しく不適切だと考えています。

トランスジェンダー当事者および支援者の立場から、私たちは性暴力を許容しない立場であることをここに表明します。

2024年3月21日
カラフル@はーと
TRanS (Team Respect and Solidarity)

東京トランスマーチ2023の中止を求めます。

私たちは、Transgender Japanによる東京トランスマーチ2023の中止を強く求めます。

Transgender Japanの関係者による性加害の告発が明るみになり、私たちは性暴力被害を訴える方から直接ヒアリングを行いました。ここまで得ている双方の情報を吟味し、深刻な人権侵害および被害を訴えている方への二次加害の発生を危惧しています。また、関係者への処分や被害を訴えている方に対する適切なケアが確認されていない現状で、11月19日に予定されている東京トランスマーチ2023が強行されることは、著しく不適切だと考えています。

トランスジェンダー当事者および支援者の立場から、私たちは性暴力を許容しない立場であることをここに表明します。


2023年11月4日
カラフル@はーと
TRanS (Team Respect and Solidarity)

経緯について

他団体のHP上で当団体のクラウドファンディング、それに関連した話題が発信されております。

TRanSの見解を表明させていただきます。

すでにお知らせの通り2021年2月に前共同代表(以下前代表と表記します)を退会処分としました。 その際に処分が不服の場合は話し合いの場を持つことを前代表に通知しました。

そのように通知していたことから事実の公表を差し控えておりました。

前代表から当団体に話し合いの申し入れはありませんが、前代表は虚偽による団体口座の凍結や団体YouTubeチャンネルへの著作権侵害の申告を行なってきました(いずれも現在は解除されております)。

同時期に前代表はクラウドファンディングサイトのパスワード等を変更し、当団体がクラウドファンディングのサイトにログインができない状況になりました。

しかしながらクラウドファンディングサイト上では前代表が当団体の代表・所属を名乗るという状況が続いております。

現在双方に代理人弁護士がついている状況です。

当団体としては前代表に処分が不服であるならばそのことも含めて今後について話し合いを行うことを複数回申し入れておりますが、現段階で回答がいただけない状況が続いております。

クラウドファンディングの運営会社からは双方の意見が食い違っている(団体の代表者の差異、運営等)ことから話し合いを行い同意のうえ、同意した内容を書面にしたものの提出を求められています。またその同意ができるまではクラウドファンディングのサイトを通じての行動を双方とも差し控えるように言われております。

そうしたことから改めて前代表にクラウドファンディングの運営についてに絞った話し合いの申し入れもしておりますが、そちらにも回答がない状況です。

今回前代表が共同代表として名を連ねている別団体のサイトで当団体が名指しされたことに困惑をしております。

期待や支援をしてくださっている方々への責任を果たすためにも前代表にしっかりとした対応をいただけることをこの場を借りて表明いたします。

報告

去る2021年2月20日、Team Respect & Solidarity(TRanS)の共同代表だった浅沼智也氏を退会処分としたことをご報告します。

GID/GD/トランスジェンダーの医療アクセスの現状報告

5月に行った医療アクセスの現状報告が冊子になりました!

医療アクセス調査

今後このHPからPDFを簡単にロードできるようにする予定です。

また印刷した冊子も作成予定です。

冊子はある程度まとまった数を配布できる方に限らせていただく予定です。

ご希望の方は問い合わせフォームからお問い合わせください。

GID/GD/トランスジェンダーの医療アクセスの現状

GID/GD/トランスジェンダーの医療アクセスに多くの課題があることが言われていますが、その実態を明らかにした調査は日本では、非常に限られています。
日本でのGID/GD/トランスジェンダーの医療アクセスの実態を明らかにし、よりアクセスをよくするプログラムに活用するために、WEBアンケート調査を実施しました。
調査は、2020年5月1日から5月21日にかけて実施しました。
20日間で496件の有効回答が集まり、484名からの有効回答を分析対象としました。
対象者のリクルートについては、トランスジェンダーを取り巻く様々な課題に取り組む団体のネットワークから参加の呼びかけを行いました。調査実施者が所属する団体TRanSから、日本全国のトランスジェンダー、GIDの方へ調査協力を呼びかけました。 回答者は、都市部の方や当事者が置かれた様々な問題に関心がある方にかたよりがある可能性があります。このかたよりを意識して読み進めていただけるとありがたいです。

※本結果はアンケート結果の一部です。
今後のデータ解析や、研究発表の状況により、公表するデータを増やすことがあります。

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あとがき

医療機関を受診することはGID/GD/トランスジェンダーの当事者にとってとてもハードルが高いというアンケート結果を得られました。2018年から、一部のGID治療が保険適用になりましたが、適用条件は厳しいため、多くの当事者のGID治療が保険適用外になっています。GID治療が受けられる医療機関が中々拡充されないなか、多くの当事者は身近な医療機関に受診しにくいという状況も生まれています。そのため、症状が重篤化をしてから医療へ繋がるケースも少なくありません。
当事者に限らず、医療は誰もが生活する上で切り離せません。
医療従事者は性の多様性を認識し、当事者に対し適切な医療行為を行う必要があります。そのために、性の多様性についての研修の積極的な実施や、当事者が安心・安全に受診や入院できる環境の整備が大切です。 最後に調査にご協力いただいた方々に心より感謝申し上げます。この結果は医療保健従事者、行政、教育関係者に還元し、医療アクセスの改善に役立たせていきたいと思います。

調査実施者一同

調査結果 HP

緊急発表を行いました!

緊急発表!
アンケートから見えてきたトランスジェンダー/GID/GDへの新型コロナの影響

5月1日~20日まで実施したGID/GD/トランスジェンダーの医療アクセスに関するアンケート。

新型コロナの影響にかかわる部分だけ緊急ライブ配信を行いました。

 

YouTubeのTRanSチャンネルで配信をしました。

こちらからご覧いただけます。→こちら

ご意見・ご質問は問い合わせフォームからお知らせください。

6月6日オンライン上映会「メジャーさん!」

映画「Major(メジャーさん)!」上映会

アメリカのLGBT運動史はここから始まったと言われる1969年6月のストーンウォールの暴動。実は有色トランス女性たちの反乱だったのをご存知でしたか?

暴動のまっ只中にいたひとり、メジャーさんは78歳になった今でも投獄されたトランスジェンダーたちに手紙を書き続けています。家族から見放された人たちを娘たちとよび、数えきれない人たちからママと慕われている彼女のたどった人生とは?

当時を知る数少ない生存者は、トランス差別や人種差別がなお吹き荒れる現在をどう捉えているのか?

トランスコミュニティの愛と闘いを描いた、至極のドキュメンタリー映画。昨年東京で初上映されたものです。
この機会にぜひご鑑賞ください!

チケットは1人500円。peatix から購入ください。

チケットはhttps://major0606.peatix.com

 

※チケットは完売しました。